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【TOKIWADAIRA YOUTH!活動報告】花見川団地を見学しました!

 松戸市とともにSDGsの普及啓発や調査研究に取り組んでいる㈱ミライノラボの学生研究員・千葉大学法政経学部4年の笠井と千葉商科大学政策情報学部1年の川﨑です。
 6月7日土曜日、団地活性化を目的とした若い世代の活動の参考とするため、TOKIWADAIRA YOUTH!のメンバー3人で、花見川団地を訪問しました。活気あふれる商店街の各商店や施設を見学し、「花団未来セッション」に飛び入り参加してきた時のことをご報告します。

TOKIWADAIRA YOUTH!についてはこちらをご覧ください。


花見川団地とは?

花見川団地の中心、花見川団地商店街。リノベーションにより、建物の外壁の塗り替えや、木のベンチなどのストリートファニチャー、自転車走行帯などが設置され、明るく開放的な雰囲気が広がっています。

 花見川団地とは、千葉県千葉市花見川区花見川に位置し、最寄り駅の京成線八千代台駅からバスで10分ほど揺られた先にある住宅団地です。
1968年(昭和43年)より入居を開始した団地で、主に5階建てを中心とする163棟の共同住宅で構成されており、戸数は賃貸が約5,700戸、分譲をあわせると約7,200戸を超える千葉県有数のマンモス団地です。
 一方、我々TOKIWADAIRA YOUTH!が活動している常盤平団地は1960年(昭和35年)に入居を開始した団地で、主に4階建てを中心とする170棟、賃貸約4,800戸で構成されており、歴史、大きさ共に近い特徴を持つ団地と言えます。
 花見川団地の人口は1974年(昭和49年)のピーク時には2万4千人ほどでしたが、2023年現在は1万人ほどになっています。65歳以上の高齢化率は43.9パーセントにまで上がっており、団地内の少子高齢化が問題となっています。さらに外国人住居者の割合も上がっており、こういった特徴も常盤平団地に通じるところがあるのではないかと感じました。

花見川団地で活動する様々な主体

 この花見川団地の活性化を目的に活動する青年隊が、「花団もりあげ隊」です。
花団もりあげ隊は2023年に発足し、メインメンバーには総隊長と隊長の他、商店街店主、団地居住者のクリエイター、学生、新規テナント入居の方々がいます。
花団もりあげ隊の代表的な取り組みの一つが、「商店街バーガー」です。商店街にある6店舗を自分でまわり、各店舗から具材を選んで一つのバーガーを作るイベントで、パン屋さんでバンズにしたい好きなパンを買ったり、八百屋さんや肉屋さん等で中に挟む好きな具材を買ったりして商店街をまわるため、十人十色のハンバーガーを作ることができます。唯一無二のアトラクション性を楽しむことができるだけでなく、我々のような外部から訪問した人でも気軽に参加でき、商店街の各店舗の皆さんと交流できるため、距離感を近く感じることができました。


メンバーオリジナルの花見川バーガー。具材にキャベツ、コロッケ、スライストマトを入れたが、少し大きすぎるパンをバンズに選んでしまい、ボリューミーなハンバーガーになってしまった。

 お話を伺う中で印象的だったことが、花見川団地商店街公式のSNSアカウントに商店街の様々な方がログインできるようになっていたことです。皆さんが同じ方向を向いているからこそ、多くの人がSNSの運用に関わりつつも、ぶれることなく投稿ができているとのことでした。日々、花見川団地エリアで起こる大小さまざまな物事にアンテナを張り、きめ細やかに発信していける仕組みは、SNSの活用において大変参考になりました!
 また、7月にプレオープンした複合施設、「コミュニタ花見川」さんにも見学に伺いました。花見川団地で大小様々なあらゆるコトを始めたいと考える、コトを起こすひとたちの場を提供していく予定とのことです。花見川団地には既にレンタルスペースがありますが、コミュニタ花見川もあることで、日常的に交流が生まれ、あらゆるコトを始めやすい環境になっていくのではないかと思いました。

コミュニタ花見川 1階には移動可能な曲線家具があり、自由な使い方ができる。2階はコワーキングスペースとなる予定。

 この他にも、我々と同じ大学生が花見川団地で活躍していらっしゃるようです。学生有志による商店街のおやすみ処のリノベーションと運営の取り組みなどの、花見川団地エリアで開かれる様々な活動に参加しているそうです。今回は実際に活動している大学生の方々にお会いすることができませんでしたが、我々同様、団地エリアで活動されている同世代の皆さんに、ぜひその思いを伺いたいと思いました!

花団未来セッションに参加してきました

 花見川団地を散策後、第3回花団未来セッションに飛び入り参加しました。
 花団未来セッションは、毎月第二土曜日の夕方に商店街にあるレンタルスペース「はなみがわLDK+」にて開催されています。花見川での新しい取り組みをより広く伝えていくことを目的に、今年の4月からはじまりました。「New normal集会所」をコンセプトに、発表者による「発信」を通してその場のメンバーで「共感」を生み、物事を始めていく「仲間」を増やしていく、シンパシーの場という位置づけになっています。
 我々が参加した第3回開催では、花見川団地エリアで活動する4人の方が登壇し、それぞれの持ち時間20分の中で、10分の「発信」と10分の「セッション」の組み合わせのセットを行いました。「発信」では活動内容や活動にかける思い、今後の展望等が伝えられ、「セッション」では参加者と相互に質問し合ったり、その場で浮かんだアイデアを共有したりしていました。
 先述のコミュニタ花見川の方や大学生の方も登壇されていました。
 我々が一番驚いたことは、ゆるい雰囲気がありつつも、その場にいる方全員によって議論が活発に行われ、常に熱気にあふれていたことです。


1、2週間後に行うイベントについての議論の様子。この時点で未定のことが多くあったが、あっという間に内容が固まっていった。

 この日の「発表」のパートの中で最も印象的だったことは、セッション当日から1、2週間後の週末に開催予定のイベントについての議論でした。イベント企画の発表が終わるや否や、参加者の皆さんから「商店街に信頼のおける人たちがいるからこそ、子ども達の『はじめてのおつかい』のイベントを行いたい」、「私の店もイベントでこんなものを販売したい」といった、様々な意見が飛び交っていました。その場にいる全員が参加して、トントン拍子でイベントの詳細が決まっていく様子は圧巻でした!
 各々がやりたいと思ったことを定期的に集まる場で共有でき、実現へ向け大きな1歩を踏み出していける、そんな環境に大変魅力を感じました。我々のMeetupを始めとした活動においても、やってみたいと思ったことは些細なことでもどんどんアクションへ移していけるよう、有効に反映していきたいです。

まとめ

 今回の見学を通して、参加メンバー一同大変良い刺激を受けました。特に、地域の皆さんとのつながり方、取り組みを継続していける秘訣について多くの学びがありました。
 TOKIWADAIRA YOUTH!の活動もより一層地域の皆さんと歩みを揃えていけるよう、今回のことを参考に、我々の方から積極的にアクションを起こしていきたいです。

 花見川団地では、毎月第二土曜日の花団未来セッションの他、定期的に様々なイベントを行っています。詳しくは、花見川団地商店街のSNSをフォローの上、イベントや日々の様子をチェックしてみてください!

〇花団もりあげ隊
HP   :https://hanadanmoriagetai.peatix.com/
〇花見川団地商店街
HP   :http://www.hanamigawa.net/
Instagram:https://www.instagram.com/hanamigawa_danchi_market/

我々TOKIWADAIRA YOUTH!のSNSもぜひご覧ください!
X    :https://x.com/matsudosdgs2023/
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