【インターン生レポート】松戸市のSDGs推進事業に携わって感じたこと・考えたこと
こんにちは!明治大学政治経済学部3年の宮原です。私は8月から9月にかけての5日間、総合政策部政策推進課市政総合研究室でのインターンシップに参加し、松戸市のSDGs推進に関わる事業に携わりました。今回はその時に感じたことや自分なりの考えについて、投稿を通じてお伝えしていきたいと思います。
1.各事業に携わって感じたこと
・大学生を中心としたZ世代と連携した事業展開について
松戸市では、令和4年度に内閣府から「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」に選定され、その取組みの中で大学生を中心としたいわゆる「Z世代」と共に、入居開始から60年を超える歴史を持つ常盤平団地エリアを持続可能な魅力あるまちにしていくための活動を行っています。
私自身、これまでSDGsに対して具体的な行動を起こしたことがなかったため、同世代の方々の主体的な取組みに感心したと同時に、大学生がイベントを企画・開催することで、興味を持ちやすく、参加へのハードルが下がると感じました。
一方、常盤平団地エリアの魅力向上策については、イベントが魅力的であったとしてもZ世代が団地を魅力的と感じるのか疑問に思いました。「団地=古い、昔の建物」というイメージがあり、自分が暮らす場所として考えにくいと思うからです。
・まつど地域活躍塾つながりの会との協働事業について
松戸市の令和5年度実施の協働事業提案制度を活用した事業として、市民へのSDGs推進活動を行う「まつど地域活躍塾つながりの会」と、「まつど de SDGsの輪を広げようプロジェクト事業」が行われています。
まつど地域活躍塾つながりの会は、様々な分野の市民活動で活躍されている方々が集まっており、市民の行動意識を高めていくための協働事業にふさわしい市民団体であると感じました。
現在、当会で進めている事業について、9月1日より事例の募集を開始した、「松戸版SDGs活動事例集」の作成は、市内のSDGs推進事例が事例集としてできることで、他の団体や市民の方も自分たちでできるSDGsの取組みを実践しやすくなると考えられる良いツールになるのではないかと感じました。また、来年の2月の開催を計画中の「アクションプランコンテスト」は、提案者だけでなく、それに参加する人もSDGsをテーマとした課題解決の行動へつなげるためのモチベーションが向上すると考えられる良い機会になると感じました。それぞれがSDGsを広めることができる良い活動だと思います。
一方、当会が開催する地域学習会の開催については、現在は対面での開催が中心に行われていますが、それ以外の方法でも簡単に情報収集ができ、非対面のコミュニケーションツールが発達し、対面で参加する必要はないと考える人もいると思いますので、誰もが好きな時に受講できる動画配信による開催等を検討しても良いのではないかと考えます。
2.SNSでの効率的な情報発信について
大学生を中心としたZ世代の活動とまつど地域活躍塾つながりの会との協働事業に共通して言える課題としては、効果的なイベントの周知によるイベントや取組みへの参加者の獲得が挙げられます。この課題については、インスタグラム等のSNSを有効に活用すべきだと考えます。SNSはZ世代の主要な情報収集ツールであり、実際にインスタグラムに表示される投稿や広告について友達との間で話題になることが非常に多いです。広告利用をしなくても、ハッシュタグを使用する等の工夫で、検索でヒットする確率を上げることもできます。既に松戸市の公式アカウントもあるので、こういったSDGsの活動についても有効に活用していけばよいのではないかと思います。
3.今後について
インターンシップを通して松戸市・Z世代・市民団体それぞれのSDGsへの様々な取組みに触れることができました。この経験を活かし、今後はより主体的にSDGsに向けた行動をとっていきたいと考えています。具体的には、自分が住んでいる地域のSDGsに対する取組みを調べ、イベント等に参加してみたり、そういった地域での取組みの話を友達との会話の話題にする等です。少しでも多くの人がSDGsを「自分ゴト」として捉えられるよう、私も行動していきたいです。